RS-232/RS-485 伝送方法
LAN シリーズには RS232 及び RS485 用の接続端子がついており、インターネット経由での伝送が可能です。
ここでは RS232 及び RS485 の伝送方法の手順を RS485 での実例で紹介します。
下記のようなシステム構成です。
LAN-UHD265D ⇒ インターネット ⇒ LAN-HD264E
遠隔で映像を監視しながら、操作対象へ RS232、RS485 を伝送します。
手順
(1) コントローラーと LAN-UHD265D を接続する
コントローラーの RS-485 信号線を有線で LAN-UHD265D の RS-485 端子へ接続します。
(信号の+極は+の端子に、-極は-の端子に接続します)
(2) LAN-UHD265D の内部設定を設定する
ブラウザで LAN-UHD265D にログインし左メニューより Device >シリアルを選択し信号情報を入力します。
(3) 設定をコントローラー側と正しく合わせれば、Device > Information にてコントローラー側から信号を送った際にビットレートが表示されます。
(4) ネットワーク>リモートを選択し、接続先の LAN-HD264E の情報(IP アドレスやパスワード)を入力、「適用」をクリックします。
(5) LAN-HD264E 側でも同様に Device >シリアルを LAN-UHD265D と同じ設定にします。
(6) 設定が合っていれば、コントローラーで操作した信号が LAN-UHD265⇒ インターネット ⇒LAN-HD264E の流れで伝送されます。
信号を受信しているかは Device⇒Information で確認できます。
(7) 本例では TX 側にて信号を受信しているので TX +と TX-の端子にケーブルを接続します。
よくある質問
質問:
下記図のように LAN-UHD265D に複数台の LAN-HD264E を接続した場合、接続した全ての LAN-HD264E に信号が行きますか。
答:
はい、全ての LAN-HD264E に信号がいきます。
信号を送りたくない機器がある場合は、(5)のシリアル情報の設定を LAN-UHD265D 側と異なる値にします。
例えば、LAN-UHD265D:2400bps、LAN-HD264E:9600bps に設定すれば信号は伝送されません。