メインコンテンツまでスキップ

HTTPS 通信

LAN-HD シリーズは OpenSSL に対応しています。

本体に SSL 証明書がインストールされているため、HTTPS で管理画面にログイン可能です。

警告

ただし標準で搭載されている SSL 認証は古い規格です。

SHA-1 で署名した証明書の為、現在のブラウザでアクセスすると警告が表示されます。

ログイン手順

HTTPS を使いたい時はブラウザの URL に

https://<エンコーダーデコーダーのIPアドレス>

を入力してください。

現在の Chrome では警告が表示されますが HTTPS 通信は可能です。

詳細設定をクリックし、○○ にアクセスする(安全ではありません)をクリックしてください。

Chrome 警告

Chrome 警告

エンコーダーデコーダーの管理画面にログインできます。

証明書に関する警告を消す手順

証明書の警告を消すためには、SAN(Subject Alternative Name、サブジェクトの別名)付きの証明書を本体にインストールする必要があります。

証明書を購入してもいいですが自作する方法(通称、オレオレ証明書)があるので、以下にその手順を示します。

対象環境

  • Windows 11 Home 版

OpenSSL のインストール

証明書の作成には OpenSSL が必要です。

こちらのページから Win64 OpenSSL バージョン Light を選択し、EXE か MSI ファイルをダウンロードしてください。

OpenSSL のインストール

証明書の作成

OpenSSL をインストールしたらコマンドプロンプトを起動します。

秘密鍵を生成します。

openssl genrsa 2048 > server.key

CSR を作成します。

openssl req -new -key server.key > server.csr

CSR 作成時に国や都道府県名等の入力が求められます。

  • 入力したい場合:適切な情報を入力し、Enter キーを押します。
  • 入力したくない場合:何も入力せずに Enter キーを押します。
Country Name (2 letter code) [XX]:   ## 国名
State or Province Name (full name) []: ## 都道府県
Locality Name (eg, city) [Default City]: ## 市町村
Organization Name (eg, company) [Default Company Ltd]: ## 会社名
Organizational Unit Name (eg, section) []: ## 部署・部門名
Common Name (eg, your name or your server's hostname) []: ## コモンネーム
Email Address []: ## メールアドレス
Please enter the following 'extra' attributes
to be sent with your certificate request
A challenge password []: ## パスワード
An optional company name []: ## 会社の略称

txt ファイルを作り、san.txt と命名します。xxx.xxx.xxx.xxx にはエンコーダーデコーダーの IP アドレスを入力します。

subjectAltName = IP:xxx.xxx.xxx.xxx

証明書を作成します。

openssl x509 -req -days 365 -in server.csr -signkey server.key -out server.crt -extfile san.txt

Windows に証明書をインストール

CRT ファイルをダブルクリックします。証明書のインストールをクリックします。

証明書のインストール

現在のユーザーを選択し、次へをクリックします。

証明書のインストール

証明書をすべて次のストアに配置するを選択し、参照をクリックします。

証明書のインストール

個人を選択し、OK をクリックします。

証明書のインストール

次へをクリックします。

証明書のインストール

完了をクリックします。

証明書のインストール完了

エンコーダーデコーダーに証明書をインストール

System > Upgrade&Reboot をクリックします。

SSL Certificates Upload から Crt File,Key File を選択し、Upload をクリックします。

アップロード画面

証明書のアップロード完了ダイアログが表示されます。OK をクリックします。

アップロード完了

Chrome を終了し、Chrome を再度立ち上げます。

URL 欄に

https://<エンコーダーデコーダーのIPアドレス>

を入力します。

警告なしで管理画面が開けます。

ログイン画面