令和4年以降、強盗事件の数が急激に増加しています。統計データによると強盗件数は前年比で20％以上も増加しており防犯対策が重要になっています。
参考データ：警察庁：侵入犯罪の情勢
こうした状況において、私たち自身や家族、そして大切な財産を守るためには、何らかの対策が求められます。
そこで、効果的な対策の一つとして防犯カメラの設置が挙げられます。防犯カメラは犯罪の抑止効果があり、万が一の際には犯人特定や証拠としても役立ちます。
さらに、近年ではスマホ連携機能が充実しており、外出先からでも自宅やオフィスの様子をリアルタイムで確認したり異常が発生した際にスマートフォンへ通知しお知らせする事も可能です。
ただし、防犯カメラにはさまざまな種類があり、設置場所や環境、必要なカメラの機能など使用用途に応じて最適なカメラの選定が必要で、その為には防犯カメラに対する知識が必要です。
この記事では、シーン別の防犯カメラの設置場所や環境、使用用途に合わせたカメラ選びのポイントを解説します。
これを参考に、自分に最適な防犯カメラを見つけて、安心で快適な暮らしを実現しましょう。
場所に合わせたカメラ選びでコストと効果を最適化
最近の防犯カメラは高機能なものが多く登場しています。
例えば、4Kなどの高画質な映像を撮影できるカメラや、AI機能を搭載し人や車のみを検知できるカメラ、熱を感知し火事が発生した時に検知し通知可能なサーマルカメラなど多種多様な機種があります。
これらの高機能なカメラは、確かに防犯効果を高めることができますが、それに伴って価格も高くなります。
しかし、すべての場所で高機能なカメラが必要なわけではありません。例えば、単純に映像を録画するだけの用途のみを希望するのであれば、機能が少ない安価なカメラでも十分です。
設置場所や用途に応じて最適なカメラを選定することでカメラのコストを抑える事ができます。
「防犯カメラ選定＆設置費用：設置場所と用途に応じた実例紹介」
防犯カメラの選定と設置費用について、弊社で実施した具体的な実例を紹介します。
事例1：長期休暇中の事務所の防犯対策
ある会社でGWやお盆休みなど長期休暇中に事務所が無人になり昨今の治安悪化もあり防犯面での不安を感じるようになったそうです。
ただ単純な防犯カメラの設置だけでは、泥棒が侵入しても後から映像を確認するだけしか出来ません。
そこで休暇期間中に侵入者がいた場合にすぐ通知が来るシステムを求め、警備会社に相談したところ、カメラ以外にも侵入感知センサー、人感センサー、威嚇用の警報スピーカー、制御ユニットなどの設置が必要で、機器だけでも高額な上、月額費用もかかることがわかりました。
そこで、彼らはもっと安価な方法で防犯対策ができないかと弊社にご相談いただきました。
弊社にはAI機能を搭載したカメラがあり、これを１台設置すれば警備会社が提案するシステムと同等のシステムを構築可能なため、そちらを提案しました。
AI機能搭載のカメラでは人か車のみを選別して検知する事ができ、人感センサーと同じ機能を有しています。
更にラインクロス検知といってカメラの映像上でラインを設定しラインを人が超えたら異常検知しスマートフォンへ通知する機能があります。
このAI機能とラインクロス検知を組み合わせる事でセンサーを取り付けたのと同等の防犯システムを構築できました。
警備会社の見積もりでは機器だけで50万円以上の見積もりでしたが当社が提案した構成にする事で機器費は15万円程度と1/3以下にコストを抑える事ができました。
事例2：養護施設での音声録音機能付き防犯カメラの導入
養護施設では、従業員が虐待行為を行っていないか日々確認するため、防犯カメラが設置されている施設が多くあります。
近年、言葉による虐待も問題となっており、音声録音機能が求められています。
養護施設向けには録音機能に特化した防犯カメラのラインナップも当社にはございます。このカメラは内蔵マイクとノイズフィルタ機能が付いており、高音質な音声録画が可能です。
録音以外の機能は最小限に抑えられているため、AIカメラに比べ低コストで導入が可能です。
費用としてはカメラを10台程度導入し約１ヵ月録画可能なレコーダーのセットで40万円程度＋工事費用(３万円〜＊）で提供する事が可能です。
※工事費用に関してはカメラ設置場所や配線ルートの有無などで費用が変わります。無料で現地調査を実施させて頂き費用をお見積り致します。
事例3：建設会社の資材置き場向けの防犯カメラ導入
建設会社から資材置き場を監視する為のカメラについてご相談を受けた案件です。
- ①周囲に街灯がなく暗い環境であるため、夜間にも鮮明な映像が撮れるカメラが必要。
- ②侵入者がいた場合、すぐにスマートフォンに通知が届くようにしてほしい
- ③遠隔操作で侵入者に警告を行える機能が欲しい。
これらの要望に応えるため、アイゼックは夜間に強く、スマートフォン連携機能を備えた防犯カメラを提案しました。
本カメラは大型のイメージセンサーを搭載しているので通常の防犯カメラよりも100倍近く暗い場所でも映像を撮影する事ができます。
またＡＩ機能を搭載しており人のみを検知でき、更にスマートフォン連携機能があるので異常を検知したら即座に通知が届きます。
またスマートフォンから遠隔操作で警告が行える機能も付いており、警報音を鳴らしたり通話機能を使って相手に自身で警告する事ができます。
本製品の導入費用はカメラとレコーダーのセットで10万円程度、加えて工事費用で導入する事が可能です。
困ったときは弊社へ
近年の防犯カメラは多機能化が進み、様々なニーズに対応できるようになっています。
アイゼックでは20年にわたる防犯カメラ専門メーカとしての経験を活かし、用途に応じた最適なカメラを選定することで、コストを抑えつつ最大の防犯効果を実現できるシステムを提供しています。
防犯カメラや防犯システムの設置をお考えでしたら是非当社へお問い合わせ下さい。
