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2020-02-14 技術ブログ

デイナイト機能と赤外線:暗い場所での明るい撮影

    デイナイト機能の概要

    デイナイト機能は、昼間はカラー撮影し、夜間はモノクロに切り替えて暗い場所でも明るく撮影する機能です。

    デイナイト機能付きカメラには、赤外線LED付きとなしの2種類があります。

    デイナイト機能付きカメラの特徴

    赤外線LED付きとLEDなしのカメラがある

    赤外線LED付きカメラは、夜間に赤外線LEDで周囲を照らし、明るいモノクロ映像が撮影可能です。

    赤外線LEDのないカメラは、LED付きカメラよりも暗いモノクロ映像になりますが、コストが抑えられます。

    明るい場所では、オフィスビルや繁華街などでLEDなしのデイナイト機能付きカメラでも明るく撮影できます。

    赤外線フィルター自動切換え機能

    デイナイト機能付きカメラには、赤外線フィルターの自動切換え機能があり、暗くなると自動的に赤外線フィルターをオフにします。

    これにより、赤外線の活用が可能となります。

    自動ピント調整機能

    デイナイト機能付きカメラでは、昼間と夜間で波長の異なる可視光線と赤外線を使用するため、ピントが合わなくなる場合があります。

    弊社の製品では、デイナイト対応レンズを使用し、赤外線でもピントが合うように調整されています。

    赤外線LEDの特徴

    赤外線LEDの種類

    赤外線LEDはLEDがほんのり赤く光るタイプと目には見えない波長だけを出すタイプがあります。

    赤外線LEDの白飛び

    かつては赤外線LED付きカメラの初期モデルで、赤外線がカメラの保護ガラスに反射し、画像が白っぽくなる白飛びの問題がありました。

    現在では、反射対策がされたカメラが一般的となっています。

    白飛びが発生する場合は、撮影範囲にガラスや鏡、水面などの反射物が影響している可能性が考えられます。

    赤外線LEDの寿命

    赤外線LEDの寿命は約5,000時間から20,000時間であり、使用時間が経過すると明るさが半減します。

    1日10時間の照射であれば、約500日(約1年半)から2,000日(約5年半)が寿命となります。

    デイナイト機能と赤外線の活用により、カメラは昼夜を問わず明るく撮影できるようになりました。

    赤外線LEDの利用や赤外線フィルターの自動切換えなど、技術の進歩によりより効果的な監視カメラシステムが実現されています。


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