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Web会議システムのセキュリティ対策事例|中継サーバーなしで映像を送る方法とは

    リモート会議やオンライン商談などが一般化した現在。ビジネスシーンはもちろん、大学でもリモート会議システムが多用されています。すっかり日常に定着したリモート会議システムですが、セキュリティの面で課題を残しています。


    特に「Zoom」や「Teams」といったメジャーな会議システムは、誰でも手軽に利用できる一方で、情報漏えいのリスクが不安視されています。そうした中、今回のお客様となった大学では、極秘資料などを情報漏えいのリスクから守るため、 リモート会議システムのセキュリティ強化 を求めていらっしゃいました。


    Web会議要約


    お客様の問い合わせ経緯

    お客様から、Web会議システムのセキュリティ強化を図りたいという問い合わせがありました。 大学でのWeb会議では、学外秘の内容を含むことが多々ある ためです。 Web会議 お客様の悩み

    お客様の課題

    • PC映像だけを遠隔地に送りたい
    • サーバーを介さずダイレクトに映像を伝送したい

    ZoomやTeamsといった一般のリモート会議システムでは、中継サーバーを挟んで映像や音声を送る必要があります。


    しかし、中継サーバーを使用することで映像や音声を伝送中に盗聴・盗視されるなど、セキュリティ面での問題があります。そこで、PC映像だけを遠隔地に中継サーバーなしで送りたい、というのがお客様のご要望です。


    また、映像伝送時に途中で盗聴されたとしても問題にならないよう、暗号化して送りたいというご希望もいただいておりました。この課題を解決するため、アイゼックは最新の伝送方式を利用できる機器を提案し、セキュリティの強化を図ることに成功しました。

    サーバーを介さない映像伝送を可能に~暗号化によってセキュリティも同時に強化~

    今回ご相談をいただいたお客様は、 中継サーバーなしでPCの映像だけを遠隔地に伝送したい という希望がありました。一般的なWeb会議システムでは、中継用のサーバーが海外などに設置されていることがあり、情報漏えいの観点から問題視される場合があります。


    また、研究用のパソコンはそもそもインターネットに接続できないため、 パソコンをインターネット接続することなくモニタの映像だけを遠隔地に伝送できる仕組み が求められていたのです。


    これらのご要望をかなえることができたアイゼックの提案について、詳しく紹介していきます。

    機能1:中継サーバー不要の映像伝送でセキュリティ強化

    アイゼックが提案したのは、『LAN-HD264E』を使って サーバーを介さずにダイレクトに映像を遠方に伝送する方法 です。『LAN-HD264E』は、HDMIまたはHD-SDIのハイビジョン映像を変換し、LANケーブルで遠方へ伝送できる装置であり、モニタに表示させたままモニタの映像を遠隔地へ伝送できるという特徴があります。放送設備や医療施設などへの導入実績も豊富な機器です。


    また、送り先で『LAN-HD264D』を使うことで、映像をデコードしてモニタに出力が可能となるため、2つの機器を組み合わせることで、ダイレクトに映像を伝送し、遠隔地と共有できる仕組みを構築したところお客様に大変喜んでいただくことができました。

    機能2:最新の伝送方式による暗号化で盗聴対策

    今回採用した機器では、最新の伝送方式である『SRT伝送』によって、AES-128やAES-256という暗号通信も可能になりました。AES-128やAES-256は、無線LANなどの通信データの暗号化に用いられる暗号化アルゴリズムです。


    NIST(米国国立標準技術研究所)が公募して採用した暗号化技術で、信頼性があります。万が一、途中で 盗聴されても暗号化されているため、セキュリティ面の心配がありません。

    Web会議 解決

    機能3:導入前の検証機の貸し出し、設定構築サポートも充実

    『LAN-HD264E』と『LAN-HD264D』の2台によって構築した映像伝送の仕組みは、「まさに求めていた機能と提案でした」とお客様から高く評価していただきました。


    導入にあたって、検証機の貸し出しや設定構築のサポートも手厚く提供できた ため、お客様にとっては初めて触る機器でしたが、問題なく構築、運用していただくことができたことも、ご満足いただけたポイントです。

    Web会議システムのセキュリティ対策のポイント

    ビジネスでも学校教育でも欠かせなくなりつつあるWeb会議システムは、便利である一方で、セキュリティ面では課題が指摘されています。

    (1)情報はいつ漏えいしているのか分からない

    Web会議システムのメジャーサービスである「Zoom」では、中国のサーバーを経由していた問題が世間の注目を集めました。Zoom側は「人為的な設定ミス」というアナウンスをして、問題発覚後は間違って接続されないように修正したと発表しています。


    このように、オープンなWeb会議システムでは、いつ・どこで・誰によってサーバー接続の設定に手を加えられ、どのような形で情報が漏えいしたり、情報の改ざんが行われたりしたかが、利用者側では把握できません。こうしたリスクを回避するためにも、サーバー伝送なしで情報共有・画像伝送ができる仕組みのニーズは高まっていくでしょう。

    (2)インターネット回線を使った会議システムのリスク

    当然ながら、Web会議システムはインターネット回線を利用しています。セキュリティ機能をアピールしているサービスもありますが、インターネット回線を利用している以上、万全と言い切ることは難しいでしょう。


    そこで求められるのが、サーバーを介さない映像伝送です。アイゼックでは、企業や工場、研究機関など、高いセキュリティが必要な用途での導入実績が豊富にあります。重要なデータを安全に伝送できるよう、サポートしているのです。セキュリティ強化を検討中の方は、ぜひ一度、アイゼックにご相談ください。

    映像伝送で培った技術とノウハウがアイゼックの強み

    監視カメラ映像の遠隔伝送などで使ったアイゼックのノウハウは、さまざまな形で応用することが可能です。


    特に、 強固なセキュリティ性能を発揮する機器によるソリューションを強み としているため、多種多様な用途・ニーズにお応えできます。導入前の検証から始まり、運用後の技術サポートもしっかりと行っていきますので、安心してご相談いただければと思います。

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