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多機能なデジタルレコーダーを使った導入事例|防犯効果を高めるカメラシステムの活用方法

今回紹介するのは、デジタルレコーダーを最大限に活用した事例です。

防犯カメラとレコーダーをセットで導入しているケースは非常に多い反面、映像を保存する以上にデジタルレコーダーを利用することは少ないかもしれません。


デジタルレコーダーの持つ3つの機能を組み合わせることで、収集日以外のごみ捨てを防止することに成功しました。アイゼックが提案したデジタルレコーダーの機能によるソリューションを紹介していきます。

本記事の概要


デジタルレコーダー要約


お客様の問い合わせ経緯

当社にご相談くださったマンション管理会社では、ごみの不法投棄に悩んでいらっしゃいました。防犯カメラを設置してもなかなか改善が見られず、最小のコストで防犯効果を高める方法がないかとご相談いただきました。


そこでアイゼックが提案したのが、 多彩な機能を搭載しているデジタルレコーダーを使った防犯対策 です。

■お客様の課題

  • マンションのごみ置き場で起こる不法投棄をなくしたい
  • 既存の防犯カメラシステムを活用してコストを抑えたい

今回のお客様は、すでにアイゼックの防犯カメラシステムを導入してくださっていました。


防犯カメラと同時に、デジタルレコーダーも設置していただいていたため、デジタルレコーダーが持つ多彩な機能を活用した防犯対策を講じることにしたのです。


最小のコストで、最大の効果を発揮するため、いくつかの機能を組み合わせた対策方法を提案しました。

モーション検知・音声出力・スケジュール機能を組み合わせた警告アナウンス~デジタルレコーダーを活用した防犯対策~

今回の事例でその威力を発揮したのが、デジタルレコーダーです。アイゼックが取り扱うデジタルレコーダーの中でも、ANEモデルにはいくつかの独自性の高い機能が備わっています。


なかでも代表的な機能の1つが、モーション検知機能。任意に設定したモーション検知枠の範囲内の映像に動きがあれば、メールを送信するなどの動作ができる機能です。


この モーション検知機能に音声出力機能を組み合わせることで、人や物の動きを感知した時だけ、接続したスピーカーから音声を発すること が可能となります。


今回の事例では、上記で紹介した「モーション検知機能」と「音声出力機能」の2つを組み合わせて警告アナウンスを発するように設定した他、スケジュール機能を使った最適なシステム運用によって、大きな防犯効果を発揮することができました。


その詳細について説明していきます。

機能1:映像内の人や物の動きを感知するモーション検知機能

デジタルレコーダーの優れた機能の1つに、カメラ映像の中で特定の部分に人や物の動きがあった時だけ作動するモーション検知知能があります。


例えば、画面内に人が映った時に遠隔地にメールを送れる他、現地に設置した警報アラームや回転灯のようなランプと連動して警報を鳴らすといったことができます。

今回の事例で大きな効果を発揮したのが、この機能でした。


マンションのごみ置き場を監視できる位置に設置された防犯カメラの映像を記録するデジタルレコーダーにモーション検知知能を設定。不法投棄を行おうとする人物に対して、スピーカーから警告アナウンスを発するという仕組みを構築したのです。

機能2:音声出力機能による警告アナウンス

ゴミ捨て場 解決

ごみを捨ててもよい曜日・時間以外に、不法にごみを投棄する人に対して、大きな防犯効果を発揮するのが、音声による警告です。


今回の仕組みでは、デジタルレコーダーに最初から搭載されている音声出力機能を活用することで、 機器の追加なしで警告を発するシステムを構築 することができました。


デジタルレコーダーの音声出力とスピーカーを接続して、あらかじめ録音しておいた警告音声をセット。


モーション検知機能で感知した人物に対して「本日はごみを捨てる日ではありません。カメラで監視もしています」という音声を発するように設定しました。

機能3:スケジュール機能で効率的な運用を可能に

非常に防犯効果が高い仕組みを構築できた今回の事例ですが、ごみを出してもよい曜日・時間だけでは、警告アナウンスが発せられないようにしなくてはいけません。


そこで役に立ったのが、デジタルレコーダーが持つスケジュール機能です。アイゼックのデジタルレコーダーには、あらかじめスケジュール機能が組み込まれているため、 任意に曜日と日時を指定して、レコーダー機能をオン・オフすることができます。


「モーション検知」「音声出力」「スケジュール」の各機能を駆使することで、お客様のニーズに合った警告システムを構築しました。これだけ多くの機能を活用した仕組みは珍しく、非常に参考になる事例といえるでしょう。


お客様から、「多機能なことは知っていたものの、ここまでシステムをフル活用する方法があるとは思っていませんでした。さすがメーカーさんですね」と嬉しいお言葉をいただきました。


また、設定手順を資料にまとめて説明したことも喜んでいただきました。機能の活用方法だけでなく、お客様が実際に活用できるよう細やかなフォローを行えるのも、メーカーの強みといえるでしょう。


この事例と同様に、音声による警告アナウンスを防犯カメラシステムに加えたい場合や、各種センサーと連動した防犯システムを構築したい場合は、ぜひアイゼックにご相談ください。


豊富な事例とノウハウを活かして、ニーズに応じたソリューションを企画・提案いたします。

防犯効果の高いシステム構築の重要性

当社にご相談いただいたマンション管理を手掛けるお客様に、最小コストで防犯効果を高めるシステムをご提案したところ、とても喜んでいただきました。


マンションをはじめとしたさまざまな場所での防犯効果を高める監視システムのニーズは、今後もますます高まっていくのではないでしょうか。


以下では、防犯効果に優れたカメラシステムの構築に関してご相談いただくお悩みの一例をご紹介します。

(1)センサーを活用した人の出入りを管理する防犯カメラシステム

福祉施設や介護施設では、利用者の方や外部からの訪問者の施設への出入りを厳密に管理しなければなりません。


特に注意すべきは、夜間の利用者の外出です。防犯カメラで監視をしていても、施設職員の目が映像モニタから離れたタイミングで、利用者の方が外出してしまうことがあります。


そうした際に有効なのが、扉の開閉を感知するセンサーとデジタルレコーダーの連携です。


デジタルレコーダーには、センサーから送られる信号を入力する機能があり、任意に設定した時間帯に扉を開けて人が出入りすれば、警告メッセージを表示したり、管理者にメールで知らせたりすることが可能です。


特に管理する側の人的リソースが不足する夜間において、監視強化の効果が高く、利用者の方の安全性を確保する上でも、導入を検討する施設が増えています。

(2)映像と同時に音声も管理できるシステム

遠隔地から防犯カメラ映像によって現場の様子を監視するだけでなく、場合によっては音声も併せて管理しなければならないことがあります。


一例として挙げられるのが、牧場での家畜の監視です。


牛や馬を飼育している官舎に取り付けた防犯カメラに、マイクで集音した音声も同時にリモートで確認できるようにし、家畜の健康状態や様子を音声でも監視するケースがあります。


特に効果を発揮するのが、出産をひかえた時期の家畜の監視。家畜が発する声や息づかいの様子から出産までの時間やタイミングを予測して対応します。


こうした特殊なニーズにも、デジタルレコーダーの機能を活用することで対応が可能となります。

(3)工場などの安全管理にレコーダーを活用

さまざまな製品を生産・加工する工場では、安全管理に防犯カメラシステムが活用されるケースが多々あります。


現場のオペレーションや様子をリモートで確認するだけでなく、事故の原因となるような危険な状況をいち早く察知して、現場に警告したり、警報を鳴らしたりして、未然に防ぐことが可能です。


ある工場では、機械に取り付けたセンサーからの入力信号をレコーダーで受け、監視クライアントシステムで表示させて、遠隔から警告できる仕組みを構築しました。


アイゼックが取り扱うカメラ映像の監視クライアントソフトには、各種センサーから送られた信号を画面上に表示できる他、現場の警告アラームやランプを作動させるスイッチ機能も追加できるため、安全性に優れた監視システムを構築することが可能です。

豊富な実績から最適な仕組みを構築

デジタルレコーダーが持つ機能を活かして、さまざまな防犯や監視にカメラを役立てる方法があります。


アイゼックでは、上記に紹介した事例以外にも、さまざまなニーズに応じた防犯カメラシステムの構築を手掛けてきた実績があります。


カメラやレコーダーの設置はもちろん、ネットワークや電気周りの相談にも柔軟に対応できますので、ぜひご気軽にお声がけください。

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