廃盤製品のリバースエンジニアリング 1ヶ月でプロトタイプ基板を制作
工場内のDX化(自動化・監視)が進む中、システムの心臓部ともいえる「接点入出力操作機器」。しかし、長年使用していた既設機器が突然の廃盤となり、システムの維持や拡張ができずにお困りではありませんか?
今回は、ハードウェアの設計ノウハウがないソフトウェア企業様からご相談いただき、アイゼックが「設計からプロトタイプ提供」までをわずか1ヶ月で完遂した開発事例をご紹介します。
1. お客様の課題:既設品の廃盤と、ハードウェア設計の「相談先」不足
今回ご相談いただいたお客様は、工場内のセンサー情報の取得や、機器への動作指令を行うシステムを運用しているソフトウェア会社様でした。
- 直面していた問題: 既設の接点入出力機器が廃盤となり、代替品を自社開発しようにも、ハードウェア設計の知見がない。
- 切実な悩み: 「既存の仕様をどう再現すればいいか分からない」「自社のソフトウェアとの親和性をどう担保するか」といった不安を抱え、信頼できる開発パートナーが見つからず、エンドユーザーへの納期も迫っていました。
2. アイゼックの提案:Raspberry Pi Picoを活用した「超小型・高機能」な基板設計
ハードウェアの専門知識がないお客様にとって、最も不安なのは「今のシステムと同じ動作を本当に再現できるのか」という点です。アイゼックでは、お客様から既存機器の仕様や現場での用途を丁寧にヒアリングし、不明確な部分は当社のエンジニアが一つずつ紐解いていきました。
単に言われたものを作るのではなく、お客様の「これがやりたい」という意図を汲み取り、ハード・ソフト両面の知見から具体的な仕様へと落とし込んでいます。
【主な製品仕様】
- 通信: LANポート経由でPCからの接点入力取得・接点出力操作が可能。
- 入出力: 接点出力8ch、入力24ch。
- 電源: 工場設備で汎用性の高いDC12V/24Vの両対応。
- サイズ: 既設品より省スペースな小型設計。

【技術的なこだわり】
小型化を実現するため、マイコンにはRaspberry Pi Picoを採用。配線ルートの徹底的な見直しに加え、最適なコンデンサの選定によって電源回路周りのスペースを極限まで削ぎ落とし、お客様の要望サイズ内に全ての機能を凝縮しました。
3. 「最短1ヶ月」のスピード開発とリスクゼロの支援体制
アイゼックの最大の特徴は、お客様の開発リスクを最小限に抑える体制です。
- プロトタイプまで無償サポート: システム検討からデモ機での動作確認までを無償で実施。
- 超短期開発: 設計に1〜2週間、基板作成に1週間。お問い合わせから最短1ヶ月でプロトタイプを提供しました。
さらに、基板だけでなく「筐体(ケース)」も自社にある3Dプリンターでプロトタイプを迅速に制作が可能です。
「箱まで一括で頼めるので、製品の完成イメージが早期に固まり、設計の齟齬を未然に防げた」と、お客様からも高く評価いただきました。

左:3D設計図、右:弊社3Dプリンターで制作した筐体
4. お客様の声:ハードの知識がなくても「安心」して任せられた
納品後、お客様からは以下のような喜びの声をいただきました。
「ソフトウェア中心の業務でハードウェアのことは門外漢でしたが、用途の背景を伝えただけで必要な仕様を的確に提案してもらえました。プロトタイプまでは無償という安心感もあり、何よりスピード感が凄まじい。おかげで顧客への納期に間に合わせることができました。」
【本事例の詳細な設計プロセスはこちら】
5. DXの「困った」を形にします
「古い機器の代替品が欲しい」「アイディアはあるがハードウェアの設計ができない」「すぐに試作機でテストしたい」……。そんなお悩みは、ぜひアイゼックへご相談ください。
エンジニアがお客様の目線に立って仕様を紐解き、リスクゼロ・スピード開発で課題解決をサポートいたします。
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