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2023-02-21 技術ブログ

ダイナミックDNS(DDNS)とは?DDNSを使った遠隔監視方法をご紹介

ダイナミックDNSとは?

ダイナミックDNSとはレコーダーの映像を遠隔監視する際に固定IP回線を使用する必要がなくなる便利な機能です。

正式名称をダイナミックドメインネームシステム(Dynamic Domain Name System)通称DDNSといい、この機能を使うとIPアドレスのような111.112.XXX.XXXといった数字ではなくDNSサーバーに登録したドメイン名(例えばisec_ddns)を入力すれば遠隔から接続出来るようになるサービスです。

*アイゼックではレコーダーご購入のお客様向けに無料のダイナミックDNSサービスを提供しておりますのでご活用ください。

ダイナミックDNSを使うメリットとデメリット

ダイナミックDNSのメリット

ダイナミックDNSを使う主なメリットは2つあります。

①プロバイダに固定IP回線を契約する必要がなくなり回線費用をやすく抑えられます

通常プロバイダが提供しているインターネット回線は動的IPアドレスの回線となります。 固定IPアドレスを使用したい場合オプション契約が必用となり、月に最低1,000円ほど高い費用を負担する必用があります。

しかしダイナミックDNSを使えば固定IP回線は不要となるので固定IPオプション費用分やすく抑えられます。

②ドメイン名で接続できるので覚えやすい

遠隔監視する際に固定IPを使用しIPアドレスを打ち込んで接続する場合、12桁の数字を覚えておく必用がありますが、ダイナミックDNSを使用すれば自分で希望したドメイン名に変わりますので覚えやすいといったメリットがあります。

ダイナミックDNSのデメリット

ダイナミックDNSを使ったデメリットは主に1つです。

①DNSサーバーでトラブルが発生した際に遠隔接続が出来なくなる事 DNSサーバーは1~2年に1回程度サーバートラブルが発生します。 サーバートラブルが発生している間はダイナミックDNSサービスが使用できなくなりドメイン名では遠隔監視ができません。(レコーダー設置場所のIPアドレスが分かれば遠隔監視自体は行う事ができます)

過去のサーバートラブルは大体1~2時間程度で復旧しております。 稀にサーバートラブルが発生する事はご了承の上ご使用ください。

まとめ

ダイナミックDNSのメリット・デメリット

ダイナミックDNSの仕組み

ダイナミックDNSの仕組み

ダイナミックDNSを使用するとレコーダーは定期的にIPアドレス情報をDNSサーバーへ連絡します。 遠隔監視側は登録したドメイン名を入力するとDNSサーバーから最新のレコーダー設置場所のIPアドレスを教えてもらう事ができます。 この為、レコーダー側IPアドレスが変わってもドメイン名さえ分かっていればDNSサーバーから聞き出す事ができるので固定IP不要でレコーダーに遠隔接続ができます。

アイゼックのレコーダーでDDNSサービスを使用する方法をご紹介

①ダイナミックDNSサービスで使用したいドメイン名をアイゼックへ連絡

アイゼックではレコーダーご購入のお客様向けに無料のダイナミックDNSサービスを提供しております。 使用したいドメイン名とレコーダーのシリアル番号をご連絡ください。 (製品注文時でしたら希望されるドメイン名をのみで大丈夫です。)

②レコーダー設定でDDNSをサーバー1に設定する。

レコーダーを設置後にネットワーク設定を設定後、DDNSをOFF⇒サーバー1に変更します。

レコーダーの設定

次にレコーダーボタンを押すとポップアップがでるのでDDNS更新周期(DNSサーバーへIPアドレスを通知する周期)を設定します。

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以上でレコーダーの設定は完了です。

③ルーターのポートを開放します

固定IPでもDDNSのどちらの場合でも遠隔監視する場合、ポート開放は必用です。 詳しいポート開放手順に関しては下記リンクをご参考下さい。

レコーダーを遠隔で見る為の設定方法


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